SNS AI Magic
お店のSNSの、ネタの出し方

何を投稿すればいいか
分からない日の、5つの棚

2026年9月5日

スマホを開いて、投稿画面を出して、そのまま5分。何も浮かばずに閉じる。
これはネタが無いのではなく、探し方が「思いつく」に頼っているだけです。思いつきは日によって出ません。棚から出す形に変えれば、毎日出ます。

棚1|今日あった、ただの事実

一番強いのに、一番使われていない棚です。「今日は雨で暇だった」「仕込みが早く終わった」「新しい豆が届いた」。感想も宣伝もいりません。起きたことをそのまま書く。

今日は朝から雨で、お客さんが少なめでした。
そのぶん、いつもより丁寧にスープを漉せました。
雨の日は雨の日で、悪くないです。

「暇だった」と書くのを怖がる人が多いのですが、読む側はそこに人を感じます。うまく書こうとしないほうが伝わります。

棚2|毎日やっているのに、一度も説明していないこと

自分にとって当たり前のことほど、外からは見えていません。

  • 何時に店に入って、何をしているか
  • なぜその産地・その仕入れ先なのか
  • 道具の手入れの仕方
  • 閉店後にやっていること

この棚は在庫が一番多い棚です。何年やっていても尽きません。しかも、他の店には書けません。

棚3|お客さんに言われた言葉

自分で「おいしいです」と書くより、「この前、お客さんにこう言われました」のほうが、何倍も信じてもらえます。

昨日、常連さんに「ここのは食べたあと喉が渇かない」と言われました。
塩を控えているのを、言わずに分かってもらえたのがうれしかったです。

ほめ言葉でなくても構いません。「量が多い」「駐車場が分かりにくい」といった声も、そのまま出して答えれば、誠実さになります。

棚4|季節と、地元の話

店の中の話ばかりだと、まだ来ていない人には入り口がありません。店の外の話題は、知らない人が入ってこられる間口になります。

  • 暑さ・寒さ・雨
  • 近所の祭り、学校の行事、道路工事
  • その時期にしか入らない材料

棚5|お知らせ

新メニュー、営業時間の変更、イベント。ただし、この棚だけは出しすぎに注意してください。

お知らせばかりのアカウントは、読まれなくなります。売り込みが続くと、人は静かに見なくなるからです。

7日のうち、お知らせは1日。多くて2日。残りの5日は「この店はこういう店です」を伝える日にしてください。お知らせが効くのは、普段の日があるからです。

1週間の組み方

棚が5つあれば、1週間は組めます。同じ棚を続けて使わないのがコツです。

曜日使う棚
棚1(今日の事実)
棚2(説明していないこと)
棚3(お客さんの言葉)
棚4(季節・地元)
棚2(別の話題で)
棚1(写真だけでも可)
棚5(お知らせ・来週の予告)

書き出しで固まったときの型

棚は決まったのに、一行目が出ない。そういうときは、この3つのどれかで始めてください。

  • 「今日、〜がありました。」… 事実から入る。一番失敗しない
  • 「〜と聞かれることがあります。」… 疑問から入る。読む理由ができる
  • 「実は、〜しています。」… 知られていないことから入る

うまい書き出しを考える時間より、決めた型で早く出すほうが、結果として続きます。

それでも毎日となると、しんどい

棚の考え方は、道具がなくても使えます。紙に5つ書いて貼っておくだけでも変わります。

それでも詰まるのは、材料はあるのに文章に起こす時間が無いとき。閉店後に書いては消してを繰り返して、出さずに寝る。ここが一番もったいない。

私たちが作った SAM(SNS AI Magic) は、この考え方をそのまま道具にしました。材料を入れると、AIが7日分の下書きを作って配ります。同じ言い回しが続かないように並べ、お知らせが週に何度も出ないように抑えます。

ただし投稿ボタンは押しません。読んで、直して、出すのは人の仕事です。店の言葉を最後に決めるのは、その店の人でなければいけないと考えています。